【 日本の歴史物語 】

   奈良の大仏さんで厄払い

    東大寺
平成

東大寺

東大寺
【所在地】
奈良県奈良市雑司町406-1
【拝観料】
大人:500円・小学生:300円
【拝観時間】
7:30 〜 17:00  (季節により変更があります)
【文化財】国宝建造物:
金堂(大仏殿)・南大門・本坊経庫・開山堂・鐘楼・
法華堂(三月堂)・二月堂・転害門

東大寺の南大門(国宝)

奈良の大仏さんに会いたかったら、近鉄奈良駅が便利。
JR奈良駅からも歩けない事もないけど、2Kmぐらいず〜っと上り坂だから、歩くなら覚悟して歩こう。
歩くのが嫌な人は、市内循環バスを使うことをお勧めします。

右手に興福寺。 左手に県庁が見えてきたら東大寺はもうすぐ。
県庁の信号を超えると極端に道幅が狭くなってくる。
その狭い道に、車やバス、観光客や人力車が突入するから大変だ。
車で行くなら500mぐらい渋滞する事は、覚悟した方が良い。

オヤジ的には、県庁東の信号から先は歩いて行く事を勧めます。
右手の広い公園には無数のシカがいて、左手にはこじゃれたお店。
そんな日常にない風景を見ながら、坂道を登るのも良いもんだ。

東大寺の仁王像

大仏殿の信号を左に入ると、お土産屋さんや飲食店が見えてくる。
シカを囲う柵なんか無いから、参道にも多くのシカがいた。

そんな参道を少し歩くと、古い大きな門が見えてくる。
そう、国宝の南大門だ。
「でかい! けど、ボロイ!」 ってのが第一印象。

この南大門をただ潜り抜けて進んで行ってはダメ。
左右にある二体の仁王像もしっかり見ていこう。
その迫力のある姿を金網越しに披露している。
金網のせいか、でかいせいか、顔がはっきり見えない。

大仏殿は、デカイとしか表現しようがない

南大門を抜け、右手に鏡池を見ながら歩くとすぐに中門が見えてくる。
この中門の先に大仏殿があるのだが、中門を潜る事はできない。
中門を左に曲がり、回廊の左端に大仏殿への入り口がある。

入堂料500円を払い回廊の内側へ入る。
すると、すぐにでかい大仏殿が現れる。 この大仏殿も国宝だ。

多くの人が、入口から吸い込まれるように入って行くが、豆粒のように見える。
大仏殿の手前右側の手水舎で手を洗い、いよいよ大仏殿の内部へ。

少し薄暗い大仏殿に入ると、いきなり大仏様とご対面だ。  「ほぉ〜、でかい!」 ってのが第一印象。
多くの観光客や参拝者がいたが、一様に上を見上げている。
大仏様の左右にも黄金に輝く大きな菩薩像が鎮座されているが、大仏様の前では、やっぱり影が薄い。

盧舎那仏(るしゃなぶつ) 盧舎那仏(るしゃなぶつ) 盧舎那仏(るしゃなぶつ)

大仏殿の中は、大仏様の周りをぐるりと回る事ができる。
大仏様の裏では、大仏様の鼻の穴と同じ大きさの穴が柱に開いており、それを潜り抜ける順番待ちの列が出来ていた。 子供は、難なく抜けられるが、大人は痩せた人じゃないと無理じゃない?
抜けなくなっても嫌なので、親父はスルー。

大仏殿を後にし、回廊の外に出て左手に行くと、広い坂道がある。
この坂道を登っていくと、右手に四角い盛土見る事ができる。
なんでも、七重の塔があった跡らしい。  別の観光客のガイドさんが説明していた言葉が聞こえてきた。

坂道の途中に左に折れる小道を登れば、土産物屋さんやうどん屋さんが現れる。
うどん屋さんで腹ごしらえ。 うどん定食で800円だったかな?
山菜うどんに白ごはんに漬物。 う〜ん、まっ、観光地だしこんなもんでしょ。

うどん屋さんを後にして、さらに登ると石段が現れる。
左右に石灯篭がある石段を登ると、国宝の三月堂の姿が見えてくる。
お水取りで有名な国宝の二月堂は、石段を登った左手。

二月堂の中にも入る事が出来るのだが、その石段を見て親父の心は萎えた。
「無理して、上がる事も無いだろ。 取りあえず、二月堂は見た。」 自分の心に言い聞かせ後にする。

二月堂

ひやぁ〜、しかし、良く歩いた。 運動不足のおやじにとって疲れた1日だった。
大仏殿の裏に行けば正倉院もあり、少し足を伸ばせば春日大社もあったのだが・・・。
萎えた足に聞いたら、「もう、無理!」 って返事が返ってきた。
「今日は、大仏さんに会えたから、良しとするかぁ!」


【アクセス】
JR・近鉄奈良駅 → 市内循環バス →〔大仏殿春日大社前〕 で下車
JR奈良駅から、徒歩で20分ぐらい。 近鉄奈良駅からは、徒歩で10ぐらい。

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