| 平等院(鳳凰堂) (京都)  
				藤原道長の別荘で 「宇治殿」 と呼ばれていたものを藤原頼通が1053年(永承7年)に宇治殿を寺院に改め 『平等院』 となりました。
 
 
				当時、仏法が廃れ、天災人災が続き、世の中が乱れるとする末法思想が、貴族や僧侶らに信じられていました。だから、極楽往生を願い阿弥陀如来を祀る仏堂が、盛んに造営されてました。 平等院の鳳凰堂もその1つです。
 
 
				平等院の鳳凰堂(阿弥陀堂)は、奇跡的に戦災にも合わず、約1,000年の時を経て現在に至っています。
 
 
 銀閣寺探索記  
				10円玉でも有名な平等院の鳳凰堂を見に行きました。JR宇治駅に着き、平等院まで少し歩く事になります。
 『宇治』 と言えば、宇治茶が有名。 やっぱり、平等院に向かう途中は、お茶屋さんが目立ちますねぇ〜。
 
				駅前の正面の道を少し歩くと、お茶屋さんが正面にあります。 古い造りで、なかなか風情がありますよ。さあ、このお茶屋さんを見て、左に曲がりましょう。
 少し歩くのですが、大きな交差点へ出ます。
 信号を渡り、右へ進むと平等院の参道です。
 
   
				観光地らしく、この参道もお土産屋さんが両脇にズラリ。お土産屋さんの呼び込みを無視して、さらに進むと平等院が突き当りにあります。
 
 
				平等院の敷地を進んで行くと、赤門が見えてきます。ここで、拝観料600円を支払い、いよいよ鳳凰堂を目指して歩く事に。
 
 
				庭園の間を歩いていると、右側に池が見えてきました。池にかかる朱塗りの欄干の橋が印象的です。
 その向こうに、木造の建物が・・・そう、これが鳳凰堂。
 
   
				なんか、思ったよりも古ぼけた印象だったなぁ〜。まあ、「1,000年も経ってるんだからしかたない。」
 とも思うけど・・・
 もう少しきらびやかな建物かと思ってた。
 
 
				後で、『鳳翔館』 て、色々な展示物が見れる所に行けるんだけど、当時の色が再現されている。そりゃぁ、きらびやかな極彩色の世界でしたよ。
 出来た当初は、物凄く綺麗だったと思うな。
 
				別途、300円で鳳凰堂内部の見学もできるんだ。人数と時間が決まっているけど、時間があれば、国宝の鳳凰堂内部も見ておきたいものだ。
 (残念、僕は見れなかった)
   
				鳳凰堂ばかりに気を取られて、池に沿って歩く前に、左隅にある重要文化財の観音堂にも立ち寄ろう。
 この観音堂、何の変哲もない大きなお堂だが、鎌倉時代に建てられたものだそうだ。
 
 
				やっぱり鳳凰堂が主役で、周りに人がウジャウジャいるけど、この観音堂には人影が少ない。内部も見れたが、ニ天像、不動明王像が祀られていた。
 (内部は撮影禁止)
 
 
 
 
 
   
				観音堂を堪能したら、池に沿って歩こう。鳳凰堂正面は、やっぱり写真スポット。
 多くの人が写真撮影していました。
 「人波が去ってから、ゆっくりと撮影しよう。」
 なんて思わない方が良いですよ。
 だって、次から次へ人が来るんだから・・・
 
				僕も真正面から撮影したかったけど、無理だったので左斜めからの撮影であきらめた。もし、修学旅行生とかと一緒になったら大変だ!
 正面の広場は、学生に占領されてしまう。
 きっと、写真撮影どころじゃない。
 
   
				鳳凰堂を堪能したら『鳳翔館』には、是非、立ち寄ろう。国宝の梵鐘や鳳凰を間近で見る事ができます。
 中でも、『木造雲中供養菩薩像』 を数多く展示している部屋があるんだけど、ここは圧巻です。
 一体づつ精密に造られた技は、圧倒されるものがある。
 この 『鳳翔館』 は、抑えておきたい。
 
 
				鳳凰堂の裏手に回ると、大書院や羅漢堂がある。羅漢堂の龍の天井画は見ておいて欲しい。
 小さなお堂だが、龍の天井画の色彩が良く残っている。
   
				もう、平等院も終盤戦。鳳凰堂の裏側の屋根を見ながら池に沿って進むと、左手に頼政の墓や最勝院があります。
 最勝院には、鎌倉時代の灯篭があるんだ。
 最勝院を見て、平等院を1周した事になります。
 
 
				また、同じ道を戻って、平等院に別れをつげます。で、せっかく平等院まで行ったのだから、参道を過ぎた交差点にある 『夢浮橋之古蹟碑』 も見ておきましょう。
 紫式部の源氏物語のに出てくる 『夢の浮橋』 だ。
 
 
				紫式部像と一緒にその古蹟碑は、ひっそりと建ってます。結構、人通りも多いんだけど、あんまり気づかれていないようだ。
 みんな、平等院に夢中なのかもしれない。
 
 
 平等院へのアクセス&拝観料 【拝観料】 ・一般 600円
 ・中高生 400円
 ・小学生 300円
 (鳳凰堂内部拝観:別途300円)
 
 
 【拝観時間】
 8:30〜17:30
 
 
 【アクセス】
 JR奈良線で「宇治駅」下車、東へ徒歩10分
 
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