世界遺産である二条城。京都の中心地にその城はある。

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二条城 (京都)

二条城 東大手門

二条城は、徳川家康が1603年(慶長8年)に、京都御所の守護と将軍上洛の時の宿泊所として造営した城です。
そして、3代将軍の家光により、伏見城の遺構を移すなどして、1626年(寛永3年)に完成します。

国宝である二の丸御殿をはじめ、本丸御殿、二の丸御殿の唐門、東大手門、東南隅櫓など多く建造物が重要文化財であり、 1994年(平成6年)には世界遺産に登録されています。
二条城は、15代将軍の徳川慶喜が、大政奉還を行った場所としてあまりにも有名です。

二条城探索記

二条城の東大手門と番所

京都市の中心部に、二条城はデ〜ンとあります。
やっぱり、有名な京都の観光地の1つだから、観光客も多かったなぁ〜。 目の前の駐車場には、観光バスも何台も停まっていたし、次から次へ車が入ってきていた。

拝観料600円を払い、東大手門より入場。
東大手門を抜けると、広い敷地になってて、二の丸御殿を取り囲む白い塀が目の前に現れる。
右手には、普通のお城には無い番所があります。
だって、ここは将軍の別邸みたいなもんでしょ。
将軍様は常にいないじゃん。
だから、近隣の大名が交代で当番するための番所があります。

二条城の東南隅櫓

大手門を抜け、左手に歩くと左側に東南隅櫓が見える。
いかにも 「お城!」 って感じなんだよね。
隅櫓って・・・
東南隅櫓を外から撮った写真が、二条城の代表的な画像として良く使われてます。

人波に沿って白い塀を右に曲がるとすぐに、二の丸へ入る唐門が目に留まります。
豪華絢爛な唐門前は、写真撮影のスポットなんだよね。
この唐門を背景に、多くの人が記念撮影をしてました。

豪華絢爛な唐門 二の丸の唐門前は写真撮影のスポット





















国宝の二の丸御殿

さて、二条城のメインは、やっぱり国宝の二の丸御殿。
その大きさと迫力には圧倒されちゃうね。
この二の丸御殿は、内部も公開されているので、是非、見て頂きたい。 (見なきゃソンだよ)

正面の車寄せから入り、少し薄暗い廊下を歩くんだ。
この廊下、「うぐいす張りの廊下」 で、歩くとキュキュと音がなる。 大勢の人が歩いているので、あっちからもキュキュ。こっちからもキュキュ。

二の丸御殿

この二の丸御殿は、式台・遠侍・大広間・蘇鉄の間・黒書院・白書院の6つの棟からなっててね。
最初の棟の遠侍は、大名や天皇の勅使が控える部屋。
次の式台には老中がいて、大名が挨拶を行ったらしい。
各部屋は、狩野派の襖絵や障壁画が描かれてる。
内部の撮影は禁止なのでお見せ出来ないのが残念。

老中達がいるこの式台を抜けると、大広間。
この大広間で徳川慶喜が、大政奉還を行ったんだ。
実際に見ると、思ったよりも狭い感じがしたなぁ〜。

大広間を抜けると、蘇鉄の間ってのがある。 何の事は無い。 単なる板張りの一部屋。
この先の黒書院は、将軍と老中や大名との内輪話の場で、白書院は将軍の寝室や居間になっているんだ。
だから、蘇鉄の間って、公的な式台・遠侍・大広間と、私的な場の黒書院・白書院を結ぶ通路みたいなもんだ。

各棟には、音声ガイダンスの装置があってね、ボタンを押せば音声で詳しく説明してくれる。
そう言えば、何処かの子供が、 「ボタンを押せなかった」 とグズッていたなぁ〜。
子供には、国宝の内部に入れた感動より、ボタンを押せなかった悔しさが勝るのだろうな。
この良さは、子供には分からんよ。

二の丸御殿庭園

さて、二の丸御殿を出たら、二の丸御殿庭園へ向かう。
この庭園、書院造庭園で、池を中心とした造りなんだ。
この写真が全てじゃないので、是非、実際に見て欲しい。
松平健のあばれんぼう将軍が、お庭番に向かって命令する姿を想像したのは僕だけだろうか?

この庭園、黒書院から最も良く見えるように造られてる。
将軍は大名や重役と、この景色を見ながらどんな話をしたのだろう?
でも、きっと、こんな景色は見慣れてしまっているよね。
だって、将軍様なんだから・・・

本丸御殿

二の丸御殿庭園をぬけて本丸へ向かう。
ここの本丸御殿も大きい建物だった。
ただし、内部は公開していないので外から見るだけ。
二の丸御殿よりも、ちょっとテンション下がるよね。

でもね、この本丸御殿は、京都御苑内の旧桂宮御殿を移築したものらしい。
庭園は明治時代に作られたものだって。
(後でパンフレットを読んで分かった)
本丸は当時のまま。 ってわけではなかったのね。

天主閣の跡

二条城は御殿が目立つけど、ちゃんとしたお城。
だから、本丸の南西角には、天主閣があるんだ。
天守閣そのものは何度も焼失して、今は残っていないけど、その石垣は残ってます。
5層の天守閣がそびえ建っていたらしい。
(パンフレットの受け売りです)

そこで、天守閣の跡にも寄ってきました。
急な石段を登り、天主閣跡に立ってみました。
(この石段、急すぎてお年寄りには無理かもしれない)
本丸御殿も良く見える景色だったなぁ〜。

そして、本丸を出て、左回りに梅園や桜の園を通って、大手門まで帰ってきました。
でもね、後からパンフレットを見ると、右回りに戻れば 『清流園』 って、日本庭園があったんだ。
しまった! どうせなら、『清流園』 も見ておけば良かった。
次回、行く機会があったら絶対に立ち寄ってやる。 少し後悔が残る二条城でした。



二条城へのアクセス&拝観料

二条城へのアクセス&拝観料 【入城料金】
 ・一般 600円
 ・中学生・高校生 350円(※小学生未満は無料)


【拝観時間】
 8:45〜16:00 (閉城17:00)


【アクセス】
 地下鉄東西線: 「二条城前駅」下車
 JR京都駅から市バス:
   9・50・101号系統にて「二条城前」下車

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